水路

生活、まれに音楽

Lapalux - 1004

最近よく聴いている曲について。
 
Lapalux - 1004
Lapalux (ラパラックス、Lap of Luxuryの略)ことStuart Howardは、イングランド出身のプロデューサーで、現在30〜31歳。作品の大半をFlying LotusのBrainfeederからリリースしています。
"1004"は2ndアルバム"Lustmore"に収録されています。
この曲は中盤からが面白いです。サンプルボイスやシンセサイザーが柔らかに響く中、ジューク/フットワークのビートが流れ込んできます。しかし控えめに鳴らされるため雰囲気を壊すことはありません。ビートが主役ではなく、あくまで1つの要素として用いている印象です。
この傾向の音にこういったビートを組み合わせる発想がなかったので、初めて聴いたときは驚きました。
 
 
同アルバム収録の"Spin N' Spun"と"Don't Mean A Thing"も素晴らしいです。前者はいかにもBrainfeederらしいヨレたビートが、後者は淡々とした4つ打ちの中浮上してくるボイスサンプルが心地良いですね。
 
 
アルバム全体を貫く多幸感、夢と現実の狭間で微睡んでいるようなふわふわした雰囲気が癖になります。