水路

生活、まれに音楽

夕闇の釣り人

旧友と遊んだ、会うのは数年ぶりだった。

電車を何本か乗り継いで都心へ行く。改札の柱にもたれかかる彼女は、あの頃とほとんど変わっていなくて、すぐにわかった。

映画を観てから喫茶店へ入りお互いの近況報告。昔話に花が咲いて懐かしい気持ちになった。

店を出たあとブラブラ適当に歩いて駅前で分かれる。休日はたいてい家にいるけど、たまにはこういうのもいい。

 

 

 

帰りの電車でこれを書いている。今晩のご飯は肉じゃがにするつもり。スーパーで玉ねぎを買わないと。豚肉は冷凍のを使ってしまおう、ジャガイモはまだあったはず。

 

梅雨が明けたらいきなり夏になった。交差点で信号を待っている人たちは、みんな眉間にしわを寄せて暑さに耐えていた。