水路

生活、まれに音楽

臨界点に花が咲く

たまには贅沢を、と買ったパックの寿司がとても不味かった。虚しさが募る。これならいつも通りカップラーメンでよかったんじゃないかと後悔した。



電車に乗ったら寝てしまい、終点で降りることになった。せっかくなので駅を出てぶらついてみる。大きなロータリーを抜けると温泉街になっている。秋になったら観光客で賑わうんだろうか。
コンビニの前で若者が騒いでいた。どうやら友人が先日結婚式を挙げたようで、しきりに祝いの言葉を叫んでいた。
橋を渡る。そばに建つ旅館の明かりに照らされて、川面が光っている。水の流れる音が心地よい。
しばらく散歩してから元来た道を戻り電車に乗った。2時間ほどで最寄駅に着いた。家に帰る頃には既に0時をまわっていた。