水路

生活、まれに音楽

Himuro Yoshiteru

久々の日記というわけで音楽紹介。今回はHimuro Yoshiteruについて。


Himuro Yoshiteru(氷室良晃)は福岡県出身のプロデューサーです。1990年代後期から活動しており、ラッパーへの楽曲提供も行っています。
音の特徴として、まずヒップホップ由来の重いリズムが挙げられます。とはいってもただ重いだけでなく、何重にもノイズが織り込まれており、意表を突いた音が挿入されるなど凝った作り。そしてその上に乗るメロディはジャズの影響を感じさせ、どこか憂いを帯びています。
オススメは"REM Sleep"(アルバムOUR TURN, ANYTIMEより)。

秒針の音とクラップにまとわりつくノイズ、浮かんでは沈むメロディ。いかにも彼らしい曲。


個人的には"Bootprint" (Fushigi Man EP収録)や、"a cicada in wrong season" (OUR TURN, ANYTIME収録)もお気に入り。後者は珍しく全編4つ打ちの曲で、フワフワ漂うピアノやマレットが心地良いです。


最新音源は2019年9月にリリースされたアルバム"View From Bottom"。今までの作品より音の奥行きが増したように感じます。相変わらずカッコいいので是非。